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内容説明
アラビア半島のような自然環境の厳しい乾燥した砂漠や荒野に生きる人々は、自然を征服し、他部族との戦いに勝ち、常に戦闘的態勢が必要であった。湿潤な日本の社会の自然環境とは異なった、大陸性気候で乾燥の厳しいアラブ諸国の人々は、今もイスラム教の戒律に従って、伝統的な共同体の規則を守っている。日本ではまだあまり紹介されていない西アジアの厳しい自然と人々の生活文化の一端を写真と文で紹介する。
目次
1 オマーン
2 カタール
3 バハレーン
4 クウェート
5 サウジアラビア
6 イエメン
7 キプロス
8 ヨルダン
9 イスラエル
10 トルコ
11 アゼルバイジャン
12 グルジア
13 アルメニア
著者等紹介
森田勇造[モリタユウゾウ]
昭和15年高知県宿毛市生まれ。昭和39年以来、世界の諸民族の生活文化を踏査し続ける。同時に野外文化教育の研究と啓発、実践に努め、青少年の健全育成活動も続ける。元国立信州高遠少年自然の家所長。元国立大学法人東京学芸大学客員教授、現在、社団法人青少年交友協会理事長、野外文化研究所所長、野外文化教育学会顧問、博士(学術)、旅行作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びっぐすとん
14
図書館本。中央アジア編に続いて西アジア編。中央アジア以上に馴染みのない地域。中東もたしかにアジアなんだよなあ。キプロスとかアゼルバイジャン、アルメニアなんてどこにあるかもよくわかってなかった。旧ソ連ということや顔立ちから勝手にヨーロッパだと思ってたけど、地理的にも文化的にもアジアなんだな。天然資源以外の日本での知名度が低いせいでよく知らなかったが、人種も宗教も坩堝なところが魅力的だと思う。同じイスラム教を信仰していても女性の待遇に随分差がある。この本も面白かった。2021/03/27
たいら
0
筆者が国を訪問した時代と比べれば、西アジア訪問は随分容易になったと思う。クウェートのパワフルなおばちゃんがスカイツリーに対抗して、自分の所の塔を自慢してきた光景が懐かしい。。。2013/07/30