内容説明
日本の気候や暮らしのなかから生まれた衣服だから、冬に温かくて、夏は風が通る。帯が苦しい、着るのがたいへんだというのは、作られた「固定観念」なのだ。
目次
必要なのは決意だけである
突然の決意
歩くということ
寒暖の差
雨の日
雨の日、その後
わき、えり、すそ
きものは苦しいのか
ポケット
むね
たらちねの……
正座
えり
結界をはる
きもので旅行
きもので旅行その二
足の指
足袋
赤ちゃんを抱く
夏のきもの
さっさと着る
木綿のきもの
ころもがえ
人に頼っていては着られない
分相応、年相応
白木屋の家事のうそ
歴史をいただく
やっぱりきもので……
髪型とカンプー
江戸好み
ダイエット
下着で調整
冷え
嫌われたきもの
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たんちゃん✡｡:*☪·̩͙
42
｢誰でも着たい人はきものが着られる｣｢きものはからだによい｣と、ある日突然、靴を履きたくないからと着物生活を始められた三砂さん。三砂さんの仰る｢必要なのは決意だけ｣うん、私も靴下履くのが面倒くさくなってきたので頑張ってみよう。2015/05/03
Naomi
13
きものを着るために「必要なのは決意だけである」とのこと。三砂さんのきもの生活を知り、わたしもちょっと心動かされています。これから、きもののこと学んでいきたいと思います。2014/02/25
霧子
4
三砂さんのすすめに全面的に賛成！「きものなんて大変」「苦しいよ」と周囲の人に言われてきたのは、あたらなかったと思う。二度着せてもらって苦しくなかったし、「汚しちゃいけない」ってことだけが気になった。普段着ならばもっとラクに着られそう。三砂式で、いつか、きもの生活始めます。2013/07/27
lila*
3
【図書館】前に読んだ着物本がものすごくおっとり、ゆるい感じだったこともあり、前半はなにか怒っているような印象を受けながら読んだ。日常的に着物を着用されている方の本などを読んで感じるのは、木綿の着物が欲しい！ということ。とりあえず割烹着は欲しいな。2018/11/23
絹子
2
タイトル通りの内容でじつにいい。出産すると授乳のために女性の乳房の基底部はやわらかくなり、身八つ口からお乳をあげることが可能、だから母の枕言葉は「垂乳根」なのだとか、ものすごく納得がいった。2012/07/25
