内容説明
核兵器貯蔵庫／レドーム・パラボラアンテナ／未完の原子力発電所／軍用機・運用車両。超大国の崩壊により生まれた驚異の廃墟。
著者等紹介
サトル，ラナ［サトル，ラナ］ ［Ｓａｔｏｒ，Ｌａｎａ］
モスクワ近郊の小工業都市ポドリスク生まれ。２００７年から学生生活を送り、２０１１年からはモスクワ在住。フォトグラファー兼コンテンツマネージャーとして、オンラインショップの商品の撮影・紹介、ＳＥＯ対策までやる。“Ｌａｎａ Ｓａｔｏｒ”はネット上のニックネーム（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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kei-zu
20
書名に「遺産」とある。表紙にもある巨大な構造物を残して国家は潰えた。 歴史的・政治的にソ連が存在した経緯や功罪を語ることはできようが、僕らは打ち捨てられた残骸を見て「なんでこれだけのものが」と途方に暮れるのだ。 翻って、僕らが残すものに、未来の人々が途方に暮れるものはないか。 漠たる不安があるから、僕らは本書に惹きつけられるのか。2021/05/03
キャベ
7
旧ソ連の、冷戦華やかなりし頃に作られて、現在は打ち捨てられた兵器&廃墟の写真集。廃原子力発電所や、捨てられた軍用機、核ミサイルのサイロなど。 崩壊した超大国の遺産はどこか物悲しい美しさがあって、良いです。2019/06/20
relaxopenenjoy
6
なかなか美しい写真。廃墟だけでなく、現役の施設（ロケットエンジン燃焼セルなど）もある。撮影しているLana Sator氏はモスクワの郊外出身の女性。一見、若い綺麗なお姉さんだが趣味はurbex(urban exploration)。私の友人でやはりこういった産業遺産（原子力船とか）投稿をFBで度々しているロシア人女子を思い出した。なお当本は、予約してからも2か月以上連絡が無く諦めかけていたら、隣の区から借用してくれた。ありがたい。だがその間にロシアによるウクライナ侵攻で複雑な心境である。2022/03/09
Koki Miyachi
6
旧ソ連の軍事遺産や見捨てられた原子力発電所などの廃墟の写真集。驚いたことに写真家は若きロシア女性。学生時代から工業施設を歩き回って撮影するのが趣味だったという。超広角レンズで迫力満点で切り取った写真には、かつて世界を二分した大国ソ連のかつての時間が定着されていた。2019/02/03
yk
6
PrimeReadingで。バイコヌールに続きこちらも。原子力発電所の廃墟すごい。戦車やら戦闘機やらの残骸もゴロゴロと。なんかそわそわしちゃいますね。2018/07/21
