• ポイントキャンペーン

壺中天地―大国のはざまでしたたかに生きてきた先人たち (復刻版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 423p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861923036
  • Cコード C0023

内容説明

沖縄は大国(日本・アメリカ・中国)のはざまで苛酷な歴史の波に翻弄されてきました。琉球処分から太平洋戦争まで70年間、そして今日までさらに70年の歴史の奔流の中にあって、今、沖縄は厳しい歴史の岐路に立たされています。本書は沖縄県民に、未来を拓く指針を与える好個の史料であると確信します。

目次

日本人と琉球人―大きな教育の力
宜湾朝保―朝保の和歌に皇族も驚嘆
琉球処分―国家壊滅で色失う
陳情の歴史―日本は「自力更生」ばかり
累世の厚恩―支那とは親子関係
八十年前の世論―黙りこむ親日派
那覇四町気質―血の気多い那覇人
首里城明け渡し―少年期の涙の記憶
廃藩直後―尚泰王の上京阻止
中城王子上京―那覇港で盛大な見送り〔ほか〕

著者等紹介

山里永吉[ヤマザトエイキチ]
1902年(明治35年)那覇上之蔵に生まれる。画家。大正13年、日本美術学校中退、前衛画家としてマヴォ同人、さらに日本の著名な前衛画家を統合して三科を創立し、その会員となる。大正5年、すすめられて脚本「首里城明渡し」、「那覇四町昔気質」等を執筆各劇団が上演する。戦後、琉球政府文化財保護委員長、琉球政府立博物館館長、琉球文化連盟会長、琉球史料研究会長を歴任する。1989年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。