出版社内容情報
『21世紀の歴史』で予見したジャック・アタリによる緊急執筆! 世界は、金融資本主義を制御できるのか?
「アタリは、ブリリアントかつ挑発的に、金融危機後の世界を見通す。世界のすべての指導者が読むべきである」ヘンリー・キッシンジャー
「緻密な現実分析と歴史を見通すダイナミズム。欧州最高の知的成果の一つである」アルビン・トフラー
「サブプライム破綻」、「世界金融危機」を、前著『21 世紀の歴史』で予見し、世界がその発言を注目するジャック・アタリ。日本でも、特別番組『ジャック・アタリ緊急インタヴュー』が、NHK総合で二日連続放映(09年5/4-5)され、大きな話題を呼んでいる。本書は、危機に至った世界経済を緻密に分析し、それを800年に及ぶ資本主義の歴史から壮大なスケールで比較検討し、金融危機後の世界の見通し、金融資本主義のゆくえを論じたものである。
【内容目次】
日本語版序文――日本経済は“危機”から脱出できるのか?
序文――金融危機後、世界はどうなるのか?
第1章 資本主義の歴史は、金融危機の歴史である
第2章 史上初の世界金融危機は、こうして勃発した
第3章 資本主義が消滅しそうになった日
第4章 金融危機後の世界―世界は大恐慌へ突入するのか?
第5章 なぜ金融危機は起こったのか?
第6章 金融資本主義への処方箋―緊急プログラム
第7章 “21世紀の歴史”と金融危機
内容説明
「サブプライム破綻」「世界金融危機」を、前著『21世紀の歴史』で予見し、世界がその発言を注目するジャック・アタリ。日本でも、特別番組『ジャック・アタリ緊急インタヴュー』が、NHK総合で二日連続放映(09年5/4‐5)され、大きな話題を呼んでいる。本書は、危機に至った世界経済を緻密に分析し、それを800年にわたる資本主義の歴史から壮大なスケールで比較検討し、金融危機後の世界を見通し、金融資本主義のゆくえを論じたものである。
目次
日本経済は“危機”から脱出できるのか?―「失われた一〇年」から「世界金融危機」へ、そして…
金融危機後、世界はどうなるのか?―安易な楽観論では「21世紀の歴史」を見通すことはできない
資本主義の歴史は、金融危機の歴史である―いかに世界は危機を乗り越えてきたのか?
史上初の世界金融危機は、こうして勃発した
資本主義が消滅しそうになった日―ドキュメント:世界金融危機
金融危機後の世界―世界は大恐慌へ突入するのか?
なぜ金融危機は起こったのか?―市場と民主主義の蜜月の終焉
金融資本主義への処方箋―緊急プログラム
“21世紀の歴史”と金融危機
著者等紹介
アタリ,ジャック[アタリ,ジャック][Attali,Jacques]
1943年、アルジェリア生まれのフランス人。仏国立行政学院(ENA)卒業。1981‐1990年、ミッテラン政権の大統領特別補佐官を務める。1991‐1993年、「ヨーロッパ復興開発銀行」の初代総裁となる。1998年にはNGO「プラネット・ファイナンス」を創設し、現在も途上国支援に尽力している。2006年『21世紀の歴史』を出版。この本は、サブプライム問題や世界金融危機を予見していたため、世界的な注目を浴びた。2007年、サルコジ大統領に依頼され、大統領諮問委員会「アタリ政策委員会」の委員長となり、21世紀に向けてフランスを変革するための政策提言を行なった。政界・経済界で重責を担う一方で、経済学者・思想家・作家としても幅広く活躍し、まさにフランスを代表する知性として、その発言は常に世界の注目を浴びている。著書は、経済分析、歴史書、哲学書、文化論、小説にまでおよび、単著だけで45冊を数える
林昌宏[ハヤシマサヒロ]
1965年、愛知県生まれ。名古屋市在住。立命館大学経済学部経済学科卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
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yasu7777
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かも