内容説明
正岡子規の初期文芸評論「文學雜談」にはじまり、永井荷風の短篇作品「蛇つかひ」から、宮内寒彌の初期作品「中央高地」、梅崎春生の処女作「風宴」、中井英夫の佳作「死者の誘い」まで、古今の近代文学１４作品を再録。
目次
第１部 早稲田の文学一八九三～（正岡子規―文學雜談（明治２６年１月号）
永井荷風―蛇つかひ（明治４１年１１月号）
小川未明―薔薇と巫女（明治４４年３月号）
相馬泰三―卒倒（大正４年１月号）
室生犀星―鞠（昭和９年９月号）
宮内寒彌―中央高地（昭和１０年８月号）
檀一雄―歸心（昭和１１年３月号）
上林曉―風前の灯（昭和１８年９月号）
梅崎春生―風宴―此の一篇を長尾壽雄に（昭和１４年８月号）
小沼丹―先立ちし人（昭和２２年９月号） ほか）
第２部 早稲田の文学二〇〇八（山田洋久―キング・クリムゾンの宮殿）
