内容説明
―全ては王女殿下、あなたのために。誇り高きターブルロンド王国の王女・フィーリア。12歳の幼い姫君の毎日はぬくもりの中にあった。無償の愛で尽くしてくれる侍女エクレール、乳兄弟であり許嫁でもあるヴィンフリート、王女の騎士を気取るアストラッド…永遠に続くかと思われた子供時代。しかし父王が病に倒れ、公務や社交界へのデビューと幼い王女の日々が激変していく。子供のままではいられない現実、兄王子に対する劣等感、感じたこともない重圧に戸惑うフィーリア。それでも変わらぬ愛で見守る人々がいた。「わたし皆の勇気になりたいの」そう漏らすフィーリア。伝説となる一国の王女の物語が今始まる。
著者等紹介
妹尾ゆふ子[セノオユフコ]
1966年千葉県生まれのファンタジー作家。1991年に「仮面祭」(雑誌『花丸』掲載)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カササギ
1
ゲーム本編の3年前の話。このまま本編も小説化して欲しい。2007/06/26
kaolu
0
ヴィンフリートとエクレール好きには楽しめる一冊。ふたりの会話のやりとりが軽妙で上手い。もう10年前の乙女ゲームではあるがお気に入りの作品だったので、またプレイしたくなってしまった。2017/06/26
SAI
0
妹尾さんの作品ということで読みました。ゲームは全く知りません。「何の話?」って感じでした。淡々とつづった毎日、としかわからず。姫様とその従者である王弟の娘のお話?姫様より従者のエクレールが中心かも。何の話か分からなかった私は正直、おススメとは言えません。2013/04/04
こんこん
0
当然のように、姫様よりエクレールがいいよね、という。2012/06/21
藤井 桜
0
古本屋さんで見つけて購入。ゲームの方も手元にあります。がまだ未プレイです(笑)。小説の方はゲーム本編の三年前なのですね。面白かったです。ちゃんと伏線もあって最後は気になるところはあったけど纏まっていたかな。ヴィンフルートとヴァルター好きですvvなにげにシルヴェストル父さまにもどきどき(笑)。2011/01/21