内容説明
数ある新興宗教のひとつにすぎなかったキリスト教が、なぜ世界宗教になりえたのか。歴史的実在としてのイエスの人物像と、諸教が混交していた当時の宗教状況を明らかにし、キリスト教信仰の本質にせまる。
目次
第１章 十字架とイエスをめぐる謎（十字架に見る「結合と死生（性）」のシンボリズム
生命の樹のシンボリズム ほか）
第２章 イエスと異教―フェニキアを中心に（パレスチナにおけるフェニキア人；フェニキア人の足跡と業績 ほか）
第３章 ユダヤ人と異邦（ディアスポラとユダヤ人の起源；ガリラヤの異教都市ベテ・シャン（スキソポリス））
第４章 イエス伝研究（イエス伝とイエス伝研究；代表的イエス伝研究資料書誌（英文篇） ほか）
著者等紹介
波多野直人［ハタノナオト］
１９４８年、若松市（現・北九州市）生まれ。上智大学文学部（英米文学専攻）卒業。東京大学大学院人文科学研究科（英語・英文学）博士課程修了。現在、武蔵大学人文学部教授（２０１３年４月から特任教授）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
