目次
はじめに 3・11以降の「食」の原則
第1章 いま、わたしたちが「食の安全」のためにできること
第2章 放射線の人体への影響
第3章 放射線を除去する、食品の調理・加工の仕方
第4章 3・11後の食生活―放射能の取り込みを防ぐために大切なこと
第5章 現状を乗り越え、子どもたちに、原発のない世界を残していくために
第6章 Q&A 質疑応答
著者等紹介
安田節子[ヤスダセツコ]
日本消費者連盟で反原発運動、食の安全と食糧農業問題を担当した後、市民団体「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」事務局長を務め、2000年「食政策センタービジョン21」を設立。情報誌「いのちの講座」の刊行をスタート。2002年~2004年まで、環境政党「みどりの会議」副代表委員。現在はNPO法人「日本有機農業研究会」理事、埼玉大学非常勤講師でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱせり
8
クレヨンハウス・ブックレット二冊目。放射能汚染の補償を「買って食べて支える」などと言う感傷的な言葉で、生産者と消費者が責任を負担し合うことはやっぱり間違っている。双方ともの深い苦しみは農村に住んでいれば肌で感じることです。「避けられる被爆は避ける」という点で、生産者・消費者が協力、支え合う方法はないだろうか、と考えます。2011/08/28
サトゥルヌスを喰らう吾輩
6
WHO「水1リットルに対して10ベクレル汚染されたらもう飲んじゃダメ」に対して日本「大人は300ベクレルまでオッケー」にちょっとめまい。さらに、「乳幼児は100ベクレルまでオッケー」に、もっとめまい。WHO的にNGな基準を10倍ぶっちぎるのが赤ちゃんにオッケーな国って。くらくらしますね。2015/03/13
天胡
3
525円で購入できて、あっという間に読める厚さ(薄さ)の本。 でも内容は簡潔にわかりやすく書かれていて、放射能って?というところからでも 充分理解できるように書かれていました。 図書館で借りて読みましたが、沢山の人に読んでほしいと思います。 (^^;;早く返却しなきゃ!!2011/10/31
tac♠︎co
3
放射性物質はなるべく除去し、子供に栄養をしっかり取らせることが、大人の務めだとわかりました。わかりやすく、薄くてすぐ読めるので子供の食に関わる人にはなるべく読んでほしい本です。 最後の質疑応答にTPPがチラっと出るところが、個人的には興味深かった。2011/09/05
cracra
3
税込525円。カネに余裕があるなら、小さい子がいる親にに撒け。子どもの放射能汚染を少しでも軽減するのが日本の全大人の義務。安田節子さんの『自殺する種子』は、資本主義の末路を予感させるおっかない本、3/11以降ピンボケすぎた日本の大人は読んで、のっぴきならない現状を感得して。2011/08/28