内容説明
ガシガシしているからといって、ただガシガシしているのじゃないのさ。ガシガシしながらいろいろしてるの。たとえばガシガシかんがえたり、ガシガシしらべたり、ガシガシためしたり、ガシガシなやんだりしているわけさ。おもいだしたり、けいさんしたり、もんくをいったりするときも、ねずみくんはガシガシするのさ。これは、いわゆるうまれつき。つまりねずみくんのちゅうしんは、りっぱな歯というわけね。で、きみのちゅうしんはどこ。
著者等紹介
五味太郎[ゴミタロウ]
絵本を中心に、著作は330冊以上。海外でも数多くの絵本が翻訳出版。ほかにも、エッセイ、写真、アニメーションビデオ制作など、幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kawai Hideki
74
ネズミ年生まれの人の性格を表した絵本。何でもかんでも、自慢の歯でガシガシすると、何かを察してくれるらしい。チョコやせんべいの味だけでなく、花の美しさ、木の年齢、ゾウの便秘、トラックの負荷、水の悩みごと、山の退屈…。ネズミ同士のコミュニケーションもお互いガシガシするのだった。2015/12/20
たーちゃん
18
息子は「こんなにかじって大丈夫なの?」と言っていました。2022/10/24
ゆっき
15
五味太郎さんの「干支セトラ絵本」ネズミ年のひとの絵本。トラを読んだついでにネズミも。なんでもガシガシ。ガシガシすればなんでもわかるねずみくん。2022/01/09
ヒラP@ehon.gohon
14
何でもとりあえずガシガシとかじってみるというねずみ君の性格、ねずみ年生まれの父や息子に、そのたくましさは感じますが、当人たちがこの絵本に納得するかどうかは不明です。 でも、妙に説得力のあるこの絵本、付録も加えて子年の今年にはヒットかも知れません。 年齢的に0歳児か12才が読み聞かせ対象にならない点が残念です。2020/01/24
遠い日
5
なんでも齧って確かめる、ねずみくん。さくさくとその本質を見極める的確さに、ちょっと憧れる。いいなぁ、すました顔して、すばやい判断。2014/09/13