内容説明
「ひるねばかりしていないで、でかけた、でかけた」「どうして、でかけなきゃいけないの?」「いいことがあるからさ」「いいことが…?」そこで、うたをうたいながら8ちゃんがでかけると…。いま、最高のコンビ、内田麟太郎×荒井良二がおくる、あったかラブソングです。
著者等紹介
内田麟太郎[ウチダリンタロウ]
1941年福岡県生まれ。詩人、「絵詞(えことば)作家」。『さかさまライオン』(童心社)で絵本にっぽん賞、『うそつきのつき』(文渓堂)で小学館児童出版文化賞、『がたごとがたごと』(童心社)で日本絵本賞を受賞
荒井良二[アライリョウジ]
1956年山形県生まれ。絵本作家、イラストレーター。『なぞなぞのたび』(フレーベル館)でボローニャ国際児童図書展特別賞、『森の絵本』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、2005年には「アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」を受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つくよみ
70
図書館本:昼寝をしていた時、何処かの誰かの声で、出かけると良いことがあると聞いたタコの8ちゃん。それを信じて出かけた8ちゃんだが?と言うお話。憧れのサクラガイのさくらさんも見に来ると言うので、ちからくらべ大会に出場する事になった8ちゃん。でも、全く良いところを見せることが出来ずに敗退。その後、力自慢たちが次々と現れ、最後に優勝したのは?長閑でほんわかとした絵柄が楽しい作品。8ちゃんの歌う歌もなんとも長閑。ほねが有ろうが無かろうが、自分以上の力持ちが居ることを素直に認められるのが、本当の力持ちなのかも。2014/04/30
ヒラP@ehon.gohon
15
【再読】なんだかロマンチック2021/06/03
ヒラP@ehon.gohon
14
事業所で読み聞かせしました。2021/06/03
遠い日
14
ゆっくり進むお話に、少しずつ心が解れていく。「いいこと」は自分の心が感じるもの。どこかの誰かに与えてもらうものではなくて。力自慢にはなれなくても、大丈夫。「いいこと」に気づいたいい日になってよかった、8ちゃん。2014/12/04
mari
13
大人向けかなー。子どもにはよくわからないかも。。力持ちを探して探して、気づいたのは、、。自分よりはるかに大きいものに気づいたとき、世界が大きいこともわかって、そのときには隣に誰かもいて、それはとってもいいことだった!って感じかな。2014/12/23