出版社内容情報
特集
日本人の起源-日本列島住民の成立と変遷
「特集にあたって」 木村 賛(石川県立看護大学)
「遺伝子データから日本列島人の成立を考える」 斎藤 成也(国立遺伝学研究所)
「ミトコンドリアDNAが解明する日本人の起源」 篠田 謙一(国立科学博物館)
「日本列島の「旧石器時代人骨-古人骨の年代推定とその信頼性-」 近藤 恵・松浦 秀治(お茶の水女子大学)
「縄文人とアイヌは人種の孤島か?」 百々 幸雄(東北大学)
「北海道に暮らした人びとの食生活-北海道の続縄文文化と本州の弥生文化-」 米田 穣(東京大学)
「骨から辿る日本人の身体の変化」 中橋 孝博(九州大学)
「変化する日本人の身体 -明治時代から現代まで」 河内 まき子(産業技術総合研究所)
「日本列島の人口潮流 -人類社会生成の実験室-」 金子 隆一(国立社会保障・人口問題研究所)
小特集
休眠する生物 -驚異の耐性能力-
特集にあたって
「クマムシ類のさまざまな生態と環境耐性」鈴木 忠(慶應義塾大学)
「ネムリユスリカ -驚異的な乾燥耐性とその分子メカニズム-」黄川田 隆洋・奥田 隆(農業生物資源研究所)
「繊毛虫コルポーダの休眠シストについて 」松岡 達臣(高知大学)
いきもののふしぎ
「新しい博物学 -オサムシの分子系統の研究」
大澤 省三
地図で見る環境保全の現状
「小笠原の絶滅危惧植物の自生地復元を目指して -小石川植物園での保護増殖-」
邑田 仁・平井 一則(東京大学)
「国際生物学オリンピック(IBO) 2006-2007 アルゼンチン大会からカナダ大会へむけて」
国際生物学オリンピック日本委員会 運営委員会
トピックス1
「ネアンデルタール人の核DNA塩基配列を読む」
近藤 修(東京大学)
トピックス2
「社会性昆虫ミツバチのゲノムが語るもの -ミツバチのゲノムから社会性の理解へ-」
國枝 武和・藤幸 知子・久保 健雄(東京大学)
トピックス3
「熱帯樹木の年輪年代学 -見えざる年輪を見る-」
宝月 岱造(東京大学)
コラム・高校教科書から飛び出たストーリー
「巻貝の左右は母貝の単一遺伝子が左右する」
清水 美穂・遠藤 文志郎・黒田 玲子(東京大学)
コラム・植物は感じて動く
「葉緑体運動と気孔の開閉」
和田 正三(基礎生物学研究所)
コラム
「メンデルの軌跡を辿る旅」
長田 敏行(東京大学)
コラム・花便り
「梅」
稲冨 茂樹(旭有機材工業)