内容説明
21世紀エンターテインメント最前線。紹介作家121人以上×紹介冊数140冊以上、言及作家530人以上×言及作品2000冊以上。愛すべき小説バカが書き綴った情熱のブックガイド。
目次
推理小説の持つ無限の可能性を示した好一対の作品―東野圭吾『トキオ』/真保裕一『発火点』
いま、山田正紀の新作を読み逃すのは損だ―山田正紀『渋谷一夜物語』/『僧正の積木唄』
開拓時代の北海道を舞台にした二つの活劇小説―佐々木譲『黒頭巾旋風録』/朝松健『旋風伝』
二十五年の時を隔てて対峙する二つのアンチ・ミステリ!―竹本健治『匣の中の失楽』/山口雅也『奇偶』
物語の奔流に浸る悦楽 大河伝奇シリーズの愉しみ!―高橋克彦『総門谷R』/酒見賢一『陋巷に在り』
ついにブレイクした警察小説の名手の最新二大傑作!―横山秀夫『顔 FACE』/『深追い』
ミステリの手法が鮮やかに描き出す戦前を生きた「女性」の姿―多島斗志之『汚名』/北村薫『街の灯』
新鋭作家が趣向を凝らしておくるクライム・サスペンスの秀作二篇―伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』/生垣真太郎『フレームアウト』
謎解き、アクション、人物造型に秀でたジュニア小説界の逸材たちを見逃すな!―上遠野浩平『ブギーポップ・スタッカート ジンクス・ショップへようこそ』/茅田砂胡『レディ・ガンナーと宝石泥棒』
囲みを破って闇を走る!新鋭作家の手になる脱獄小説の傑作二冊―東山彰良『逃亡作法 TURD ON THE RUN』/五十嵐貴久『安政五年の大脱走』〔ほか〕
著者等紹介
日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968(昭和43)年、神奈川県生まれ。出版芸術社に勤務して『ふしぎ文学館』シリーズなど約八十冊を編集する。98年からミステリ・SF評論家、フリー編集者として活動。03年、小山正と共編で小説以外の媒体の本格ミステリを紹介するガイドブック『越境する本格ミステリ』(扶桑社)を刊行。04年に編纂した『天城一の密室犯罪学教程』(日本評論社)は、翌年の第五回本格ミステリ大賞評論・研究部門を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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