教養としてのロースクール小論文

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教養としてのロースクール小論文

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  • サイズ A5判/ページ数 428,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784847118975
  • NDC分類 320.7
  • Cコード C0032

内容説明

臓器移植、出生前診断から地球環境、イラク戦争まで。ゆとり教育、性的自己決定から、グローバリズムまで…。法科大学院六十余校が受験生へ問うた「現代の論点」。出題者がその背後に秘めた思想と学問を透視し、小論文作成へ役立つ「教養」へ再構築する、浅羽通明の緊急講義録。

目次

ガイダンス ロースクール未修コース小論文の謎
第1講 「自己決定」対「パターナリズム」―個人の自由と国家のおせっかい
第2講 自己決定論の限界―主体的人格というフィクションをめぐる諸問題
第3講 グローバリズムと市場原理主義―経済がからむ出題の大前提を押さえよ!
第4講 専門家と素人―手段が自己目的化してゆく大衆社会をめぐって
第5講 実力と正義―法律がその無力を思い知らされるとき
第6講 不純な正義よりほかに実現する正義はない?

著者等紹介

浅羽通明[アサバミチアキ]
早稲田大学法学部卒。1981年司法試験合格。Wセミナーでは、公務員講座にて政治学を長年担当。文筆家としても、社会評論、思想、その他方面で活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TAKA

0
タイトルに「教養」とあるが、内容はロースクール小論文の問題傾向をまとめた講義録。本書を読んでいるところを友人に見られ、「勉強してるかと思ったら、なんだ教養か〜、勉強してるわけじゃないんだね」と声をかけられた。教養という語に対するイメージの相違が発覚。それは別にしても、本書はロー小論の問題意識に対する思想的背景や議論状況を把握するのには一番おすすめできる本。2015/08/29

S H 12

0
昼休みに読んでいたので、なかなか読み終わらなかった。知らないことが色々書いてあったが、普通の人ってこんなこと知ってるの?これって常識?って感じだった。最終的に色々な問題は日本の場合「世間」という考えから説明できるというのにはなるほどとは思った。2015/02/16

hixxxxki

0
法科大学院を受ける予定は無く、単純に知的好奇心から読んだ。数年前に一回読んだ時は面白いなあ、勉強になるなあと思ったが、今回再読して印象が変わった。一章二章のパターナリズムと自己決定の話は今回も割合なるほどなるほどと読めたが、他の章はそんなに面白くない。特に四章の金子勝などを評価する反経済学的な記述とか。あと、良くも悪くも全体的に初歩的な内容が多い。2013/03/29

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