出版社内容情報
韓国で反響を呼んだ衝撃作、待望の日本語版!
『82年生まれ、キム・ジヨン』で話題となったフェミニズムを、漫画とエッセイで読み解く。
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何をやっても非難されるくらいなら、
いっそやりたいようにやって悪口言われた方がマシだと。
自分のために選択できる女がクソ女であるのなら、
むしろクソ女になってやろうじゃないかと。
今、自分のために欲張ることを選んだ
すべての女性たちにエールを贈ります。
クソ女どもよ! ファイト!
――エピローグより
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女の子のおもちゃがピンク色だけじゃない世界。
まるで犯罪行為みたいに、生理用品をコソコソ取り出さなくてもいい世界。
地下鉄で若い女の子にだけいちゃもんをつけるジジイに遭遇しない世界。
女性という理由だけで、たやすく犯行の標的にされない世界。
共働きなのに女性だけが家事を強いられたり、おろそかにしているなどと非難されたりしない世界。
女と男が同等の待遇を受ける世界。
私たちはただ、公平であることを願っているだけなのに。
一人の女性が“クソ女”と呼ばれる覚悟で綴った
女性たちが求める“ごく当たり前”の願いを詰め込んだ一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
万葉語り
44
韓国も日本も同じだなと思う部分が多かった。自己主張をするとクソ女。だとしたらクソ女上等と思ってしまうのは、自分がもうおばさんだからなのか。ただ男というだけで上から目線の人っていまだにいるよなと思いながら読了。2020-2022020/11/07
marumo
20
普段女の子に声なんかかけない(この)僕が聞いてるんだよ?連絡先教えて?って、その論法、あったわ…。当時から意味不明だったけど、今も!韓国でも!あるのねー。このマンガみたいにスパーンと言い返せたらスッキリするだろうなぁ。デート前の男子はこれ読んで勉強するべし。2020/06/25
カッパ
13
韓国人の著者の話。日本と異なる点もあるが近いところもあるので共感できる。男と女をかえると女性だからということで背負わされるもの。支配されるものの重さがわかる。漫画も沢山はいっておりわかりやすい点もよい。フェミニストなんてものはいまや特別ではなく当たり前。そんな世の中になってほしい。嫌なことは嫌というとこからはじめたい。2021/01/24
nyaru47659288
12
痛快でした!よく言ってくれた筆者、日本でもこれぐらい女性が思いをぶちまけられる本でないかなあ。2021/03/21
伶夜
11
礼儀と好意を勘違いなさらぬようご注意願います(本文より)2020/11/03