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内容説明
起こったことは、すべて「良し」!第二子・美良生くんの「ダウン症候群」の宣告。嬉しいことも、悲しいことも書きとめた、「小さな命」のノンフィクション。自分の子が「ダウン症」であると告げられたとき、親は何を思い、心はどう揺れるのか。そのすべてを記録した「育児日記」を初公開した、ドキュメンタリーエッセイ。
目次
第1章 ダウン症児の母親になった日(「違うかもしれない」が現実になった日;空良くんをお兄ちゃんにしてあげたい!;第2子・美良生くん妊娠! ほか)
第2章 生きてるだけで100点満点!(夜中に陣痛!いざ、自宅出産!!;慌てて部屋の掃除;黄疸検査で入院 ほか)
第3章 期待はしない。でも希望は捨てない!(飲めばダウン症が治る薬があったらどうするか;美良生くんのペースでゆっくり大きくなあれ!;健常の兄、障がいの弟で思うこと)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんにゃー
58
【日曜版】 『(そもそも1人ひとりはみんな違うものだし)、みんな違うのは、みんなおんなじなのだから、そこに不幸はないのだ。』 そうなのだ||:3ミ2015/05/03
ぶんこ
47
ダウン症のお子さんが産まれてきて、ご自分の高齢出産のせいだと何度も書かれていたのが辛かったです。ダウン症のお子さんたちは、大きくなっても純真で可愛いと思ってしまうのも偏見なのでしょうか。親ごさんにとっても可愛いまま大きくなられていると思えるのです。奥山さんご家族の写真を拝見していると実に明るい。奥山さんご自身もご家族と垣根なく接しておられて、夫も長男も自然に家事育児をされていました。読んでいて気持ちよかったです。2019/05/14
鈴
34
うちの次男が障害をもって生まれてきたとき長男は、誰よりも早く次男を受け入れて「生きているだけで幸せ。生きてて良かった」と言った。まさにこのタイトルと同じで。佳恵さんも御家族も、最初はどれだけショックだったろうと思う。そしていまだに「もしも」は消えなくても、可愛い美良生くんの笑顔に幸せいっぱいなのも確か。ずっと、障害児の親はなんでそんなに笑顔でいられるんだろうと、その姿は強がりだと思っていた。だけど違うんだよね、障害児でも可愛い我が子。こればっかりは、経験したものにしかわからないと思う。2015/05/11
プクプク
15
ダウン症と診断された時の親の揺れ動く気持ちが素直に書かれていた。ほんとはもっと複雑だったと思う。このことを受け入れ公表するまでいろんな葛藤を乗り越えたんだと思う。テレビで拝見する元気な明るい印象の彼女が、そのキャラのまま、前に向かおうと頑張っているように感じる。美良生君のことを彼女のお母さんに電話で話されたときのお母さんの言葉に感動。ついついおばあちゃん目線になる。なんて言っていいかわからないけれど…彼女の気持ちが響いた。2015/04/18
みん
13
一人目のお子さんの時には一生懸命過ぎて周りが見えずに追い込み過ぎて。そして家族の絆をギュッとつなぎ、念願の二人目。ずっと会いたかった我が子が「ダウン症」であると宣告されたとき、親は何を思い、心はどう揺れて、家族は受け入れて行くのか…。お兄ちゃんの言葉がとても好きです。美良生くんは美良生。いつも家族の中心にいたお兄ちゃんから弟を想う気持ちがとても愛おしいです。きっと言葉で視線で行動でずっと愛情たっぷり大切に育てられたのでしょうね。 2015/04/09