内容説明
平和という蜜に満たされた現代日本社会。闘うことをすっかり忘れてしまったわが民族は、ぽっかり開いた空洞にゆるゆると浸かり、アリ地獄にはまっている。そうだ!自分のため、家族のため、大切な人のために、いまこそゲバラの「闘う精神」を思い出すときだ。
目次
第1章 人生は戦場!武器を取れ!!(大きな仕事をするには;僕は一日一六時間から一八時間働き ほか)
第2章 大切な人への愛に生きろ(娘の誕生は僕にとって二重の喜びだ。;世界のどこかで誰かが不正な目に ほか)
第3章 己の弱気が最大の敵(僕はキリストじゃないし、慈善事業家でもない。;信じられないような偶然のおかげで ほか)
第4章 生き続けるゲリラ戦の極意(学習後、私はゲリラ隊員に必要な;アメリカには、外交関係の樹立に際して ほか)
第5章 革命家であり続けるゲバラ(われわれは非常に苦しい時代にあって;国民の英雄たるもの、国民から遠く離れていては ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KASAO
12
ゲバラのことを知りたくて読了。彼がどんな行動をし、何を話したかある程度分かったけど、解説の端々から編者の意見が滲み出てくるようで、ゲバラの発した言葉が実際にそのような意味だったかは実のところ半信半疑。興味がある人物だけに、他の関連本なども読んで自分なりにしっかり解釈したいと思った。2013/12/26
Sachi
8
どんな人物だったのか前から気になりつつも手が伸びなかったチェ・ゲバラ。少し気軽に読めそうな文庫だったので借りました。語録の後にいつのどういう発言なのか説明があるので大まかに行動をつかむことができました。次はもう少し詳しいものを読んでみようと思います。「僕を導くものは、真実への情熱だけだ」2015/09/10
より
1
★★★☆2018/04/21
Sobbit
1
久々に自己啓発本を読んだ。正直、資本主義社会で歯車の一つとなり毎日勤労する身としては、具体的に活用できる話なんてただの一つもない。でも不思議なことにいま自分の課題であるmaturedな人格形成には何が必要であるか、といった自分の問の答えが書いてあるような気がする。情熱がないと何事も成し遂げられないというような、強い気持ち。実際に行動すること。そして、それでいて謙虚であること。2020/05/29
らっそ
1
気づき:考え方の方向性は一緒にできても、同期まではできない 気になる一文:あれもこれも残したまま、結果だけを手に入れようというのは虫のいい話だ2010/02/21