内容説明
トラヴェルズとはフランスのジョルジュ・ポンピドゥー・センターから刊行されている脱領域的な思想図書である。専門領域にとらわれない大胆な編集を行なっている。
目次
人質とテロル―不可能な交換(ジャン・ボードリヤール)
緊張の戦略(ポール・ヴィリリオ)
現実の近接性(クレマン・ロセ)
おびえる象徴体系(アンリ・ピエール・ジュディ)
恐怖のトポグラフィー(クリスティアン・ジャコブ)
1944年5月、サンテチエンヌ(ピエール・パシェ)
黒の恐怖(ジャック・ケルシャシュ、フランソワーズ・ストリク・マラン)
我恐怖す、故に我逃亡す…(ジャック・ベルトワン)
無の恐怖、あるいは膨大な存在(ジャック・フォル)
癌讃(ジャン=リュック・エヴァール)
思いもよらない避難所(フランソワーズ・ボナルデル)
戦士の恐れと戦慄(ニコル・ロロー)
交易・恐怖・浄化(ピエール・キュラン)
身も凍る恐怖―《恐怖》の図像あるいは様々な情念、表情から表現へ(フィリップ・デュボワ)
パニックの記―主題・変奏・対位法(ミシェル・ドゥギー)