内容説明
手話が当たり前のものとして広まること。それは、つまり、聴覚障がい者が当たり前の存在として受け入れられることです。
目次
第1章 出会い―「手」が運んできてくれた(はじめての手話通訳は「お金返して!」;手から言葉が生まれる ほか)
第2章 道のり―生い立ち、聞こえない妻と(そろばん塾の息子;精神科医になりたかった ほか)
第3章 挑戦―海外留学、そしてテレビの世界へ(世界ろう者会議への参加;海外を見てみたい ほか)
第4章 これから―手話を学ぶ人たちへ(「十四の心」で聴く;要約筆記について ほか)
著者等紹介
谷千春[タニチハル]
1960年、東京都生まれ。手話通訳士。NPO手話技能検定協会副理事長。日本社会事業大学非常勤講師。NHKテレビ「みんなの会話」講師として、わかりやすい解説とソフトな語り口で人気を集めた。手話通訳士としてもこれまで数々の国際会議を経験
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感想・レビュー
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クロ
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実はこの本を読む前、手話を学ぶことが少しだけ辛くなっていました。ろう者との交流の場でも、言いたいことが言えないし、ろう者の方が一生懸命話しかけてくださっているのにその手話を読み取ることもほとんど出来ず、「もうそろそろ学び始めて1年経つのに、こんなに下手糞じゃダメだ…」と焦りを感じ始めていたのです。しかし、この本を読んで、「あぁ、覚えては忘れ、忘れた表現はまた確認していくことを続けていけばいいんだな」と再確認することが出来ました。手話を勉強し始めた時(原点)の「楽しい・ワクワク」がよみがえってくる本です。2011/06/04
Ayakankoku
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手話を習ったことがある人なら、多くの人が著者の名前を耳にしたことがあると思う。この本を読み、谷さんの手話に対する思いや、手話コミュニュケーション(手の会話)について改めて考えるきっかけとなった。2005/08/10
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