E-Book/Print Book New Thinking<br> 世界の再生可能エネルギーと電力システム 電力市場編

個数:
  • ポイントキャンペーン

E-Book/Print Book New Thinking
世界の再生可能エネルギーと電力システム 電力市場編

  • ご注文に応じて複製する、オンデマンド出版物です。お届けまでに3週間-1ヶ月ほどかかります。
    こちらの商品は受注生産商品につき商品発注後のキャンセル・返品などは承ること出来ませんのでご了承ください。
  • サイズ A5判/ページ数 178p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784844379003
  • NDC分類 540.9
  • Cコード C3054

内容説明

なぜ、市場取引が必要なのか?「電力市場」とはどのようなもので、どう機能するのか?電力市場の基本理論の理解に最適の書!

目次

第1章 電力市場がそもそも論(なぜ「市場」が必要なのか?;なぜ「電力市場」が必要なのか?;さまざまな電力市場)
第2章 電力市場の世界:新旧比較から見えること(30分同時同量制度vs計画値同時同量制度;使用権契約vs確定数量契約;中央給電指令所vs需給調整責任会社(BRP)
需給調整市場vs時間前市場(当日市場)
固定価格買取制度(FIT)vsフィードイン・プレミアム(FIP)
ベースロード電源vsメリットオーダー)
第3章 世界の電力市場:欧州・北米との比較から見えること(「欧州型」と「北米型」の市場設計の違い;需給調整市場とリアルタイム市場;分散型市場と強制プール制;ゾーン制とノード制(郵便切手方式と地点別限界料金)
欧米比較と日本への示唆)

著者等紹介

安田陽[ヤスダヨウ]
京都大学大学院経済学研究科特任教授。1989年3月、横浜国立大学工学部卒業。1994年3月、同大学大学院博士課程後期課程修了。博士(工学)。同年4月、関西大学工学部(現システム理工学部)助手。専任講師、助教授、准教授を経て、2016年9月よりエネルギー戦略研究所株式会社取締役研究部長。京都大学大学院経済学研究科再生可能エネルギー経済学講座特任教授。現在の専門分野は風力発電の耐雷設計および系統連系問題。技術的問題だけでなく経済や政策を含めた学際的なアプローチによる問題解決を目指している。現在、日本風力エネルギー学会理事。IEA Wind Task25(風力発電大量導入)、IEC・TC88・MT24(風車耐雷)などの国際委員会メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobu A

7
「世界の再生可能エネルギーと電力システム」シリーズ最終巻&安田陽著書6冊目。20年刊行。最近、政府が節電を呼びかけ、電力会社も節電ポイントキャンペーン等を行なっているが、本書を読むまでその意味があまり分かっていなかった。貯めることが出来ない再生可能エネルギーが電力市場でどのように扱われ我々市民を含む需要者に届くのかを国際比較を通して解説。システムは複雑でなかなか理解が難しいが、大雑把な概要は理解出来た。電力自由化に伴い、市場設計の活発な議論が望まれる。いつまでも原子力に頼っている場合ではない。2023/06/20

sab

4
再生可能エネルギーに関する情報が昨今飛び交っているが、一度整理したいと思い一読。基本的には先進地域である欧州の構造を読み解きながら日本の現状と対比させ、第三軸として米国にも言及する。プレイヤーとして存在感を増しているはずの中国に一切触れないのはどうかと思うが、ひとまずは初学者なのでキーワードを拾いながら読んだ。初めにこの本を手に取ったが、5冊あるシリーズの最終巻だったらしい。2022/07/12

あかり

3
送配電分離、メリットオーダー効果、ネガワット取引などを、電力市場に結びつけて経済学的視点で学べる、良い本だった。日本の電力市場は欧州に似た「多数の市場プレーヤーの合理的行動により、需給を調整する」仕組みだが、米国では「市場プレーヤーが申告した情報にもとづき、コンピュータが最適化して調整する」仕組みらしい。ここに各文明圏の意思決定に関する根本思想の違いが見られる、という指摘が興味深かった。また物事の「あたり前」は市場など文脈に依存すると学び、他国の事例はより大きな背景も併せて思考するクセをつけたいと思った。2021/12/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16403098
  • ご注意事項