孤独―ひとりのときに、人は磨かれる

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孤独―ひとりのときに、人は磨かれる

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784844374626
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C2034

内容説明

人間にとって、孤独は過剰であっても不足してもいけない。本当に重要なのは、そのバランスを整えることだ。心理学者が読み解く現代人の病理と処方箋。

目次

第1章 孤独を奪われた人々(考える時間が奪われる;本を読まない、読めない;低下し続ける思考力)
第2章 なぜ、思考の浅い人間が増えるのか(つながり至上主義の蔓延;「できる人」のように振る舞う人々;思慮の浅い情報発信は危険)
第3章 「つながり依存」の実態(日本人のスマホ事情;日本人のネット事情;日本人のSNS事情;なぜ、つながりに依存するのか?)
第4章 自分の時間を取り戻す(「つながり依存」から抜け出す;群れから抜け出す;「ひとりはかっこ悪い」という価値観から抜け出す;ひとりのときに、人は磨かれる)
第5章 創造は孤独から生まれる(現代のスピードに抗ってみる;焦らずに、待ってみる;創造性は日常の隙間から生まれる;自分の奥深くに沈潜する)

著者等紹介

榎本博明[エノモトヒロアキ]
心理学博士。1955年東京生まれ。東京大学教育心理学科卒。東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。川村短期大学講師、カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授等を経て、現在MP人間科学研究所代表。心理学をベースにした企業研修・教育講演を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

uD

20
さすが榎本さん。彼の論調や文章は抵抗なく読める、肌に合う。 現代日本に溢れる「つながり依存」の人々(特に若い層)に向けて「ひとりの時間の大切さ」を説く一冊。 「世の中人脈が命!すごい人はみんなすごい人脈を持ってる!仕事の基本は人脈をつくること!人脈人脈人脈…」とまで言うと少し誇張が過ぎるが、確かにそういう人が最近多いように思う。SNSが飛躍的な発達を遂げた今つながる力にはそれほど価値がなく、弊害の方が目立つというのは全く著者の言う通り。 「人と浅くつながるよりも、大切なのは自分の実力をつけること」 よし!2019/03/21

はとむぎ

15
「ひとりになりたい。けど、なりたくない。」帯に書かれていたこの言葉に惹かれて買ったが、正直、思っていた物とは違っていた。全体的(特に前半)はネットあるいはSNSに対するマイナス面を強く訴えている。「SNS離れしたい……」と思っている人は背中を押してもらえて良いかもしれないが、著者が改善させようとしているような対象は、そもそもこの本を読まないだろうな。冒頭の文章に関すると思われる部分は、私が考えていたアプローチではなかったので残念。→2018/11/15

あび

11
孤独に学ぶことは大切。2018/11/07

hoco

9
出版点数が多いとか取り上げるテーマとか、何かと苫米地さんと被る気がしますが、キャラは全然被らない。アクがないのが榎本さんなので、苫米地さんの自己啓発書を読んで拒絶反応が出た人は、榎本さんをお読みになると良いかもしれません。切り口は同じで、現代人は本を読む量が圧倒的に少ない。SNSを含むインターネットメディアを受動的に見るだけで内省する時間がないので、おのれを知らず不安になりがち。かつ、内省しないために発言が浅薄になりがち。にも関わらず、その浅薄な自己をアピールするのだから痛い。ハイ、本を読み続けます。2020/07/16

犬養三千代

8
スマホやSNSに時間を盗まれないでじっくり考える。時にはボーッとしてみようということ。 イマイチ心に響かない。HOW TO本みたいだった。2019/12/26

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