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内容説明
無数の階層が連なる“塔”のかたちをした世界。各階層は“幸せ”を定義し、その定義に則って世界を運営する神の代行機械・アントロポシュカによって管理されていた。しかし永い時間を経たアントロポシュカたちは、その多くにどこか狂いを生じていて…。“幸せ”に狂った階層世界を少年・サドリは相棒である人工生命・カエルとともに、塔の外に広がるという海を目指して降りてゆく。もう崩れてしまった“塔”にいた「彼女」と交わした、ただひとつの約束を果たすために―。優しくて残酷な神様と世界のお話、第2集。
著者等紹介
西村悠[ニシムラユウ]
1981年7月30日生まれ。東京出身。『二四〇九階の彼女』で第5回電撃hp短編小説賞の銀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
5
【再読】2018/04/28
ソラ
5
内容(「BOOK」データベースより) 無数の階層が連なる“塔”のかたちをした世界。各階層は“幸せ”を定義し、その定義に則って世界を運営する神の代行機械・アントロポシュカによって管理されていた。しかし永い時間を経たアントロポシュカたちは、その多くにどこか狂いを生じていて…。“幸せ”に狂った階層世界を少年・サドリは相棒である人工生命・カエルとともに、塔の外に広がるという海を目指して降りてゆく。もう崩れてしまった“塔”にいた「彼女」と交わした、ただひとつの約束を果たすために―。2010/07/01
ソラ
3
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 無数の階層が連なる“塔”のかたちをした世界。各階層は“幸せ”を定義し、その定義に則って世界を運営する神の代行機械・アントロポシュカによって管理されていた。しかし永い時間を経たアントロポシュカたちは、その多くにどこか狂いを生じていて…。“幸せ”に狂った階層世界を少年・サドリは相棒である人工生命・カエルとともに、塔の外に広がるという海を目指して降りてゆく。もう崩れてしまった“塔”にいた「彼女」と交わした、ただひとつの約束を果たすために―。優しく2007/05/23
不以
3
いつでも終われる話だとは思ってたけど唐突だったなあ、唯一と言っていいハッピーエンドだったレールの階を一階にすればよかったのに。それぞれの話は好き。2012/11/15
天城春香
2
世界の終わりと海がなくなることはイコールではない、ということは世界の終わりとは人間が勝手に自分たち人類が終わるということを言い換えているだけなのでは。2013/01/13