内容説明
「坂本龍馬に恋した3人の女性」「近藤勇と深雪太夫」「グラバーとツル」「家定と篤姫」など、それまでの時代だったら出会わなかっただろう男女が恋に落ちた、幕末という時代。封建制のしがらみから解放された激動の時代だからこそ、多様な恋が生まれた。「遊女」は男も女も憧れる職業だった!?異人と恋に落ちた女性が2500人!?など、意外なエピソードもふんだんに盛り込みながら、英雄たちの衝撃的な恋を紹介する“裏の”幕末史。
目次
恋する幕末―虚と実の境目
第1章 身分も恋も自由になった武家
第2章 男も女も憧れた遊女の恋
第3章 異人と恋した乙女の障害
第4章 運命に翻弄された上つ方の恋
幕末の恋、幕末への恋
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
1958年、大阪市生まれ。歴史家、作家。奈良大学文学部史学科卒業。1983年より、歴史的に正しく評価されていない人物や組織の復権をテーマに、著作活動に入る。歴史の転換期にメスを入れ、豊富な資料を読み解いて史実の新しい断面を解明する大胆な手法には定評がある。『歴史研究』編集委員
嶋健一郎[シマケンイチロウ]
1975年、福岡県生まれ。九州大学文学部中国哲学史科卒業。加来耕三事務所に所属し、歴史番組のシナリオや歴史書籍の考証、執筆にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ウッチー
4
幕末でただでさえ面白い時代の恋愛事情。知っている有名な話、知らなかった事実、意外な話と楽しませてくれた。 なかなか女性側の最後は知らなかったので楽しく読了させて頂きました❗️2022/09/30
ハハ
2
加来さんのラジオ番組を聞いてから、読んでみたくなりました。もっと、いろんな幕末の恋を読んでみたいです。2010/04/21
潤
1
幕末…激動の時代に翻弄されながらも人を愛した人々の話。今と違い、まさに命がけの恋もあり…実際の話なのにとてもドラマチックなストーリー満載だった。2015/10/16
みさき@ついった
1
いろんな恋愛があったけど、どれも「この時代だからこそ」の恋だったと思います。 しかし、やっぱり女子としては幾松さんに憧れずにはいられません…かっこいい!2014/06/27
ブルー
1
テレビでよく見る歴史研究家加来耕三先生が監修しているせいか、詳しく分かりやすい歴史のお話でした。カップル(坂本龍馬、その他幕末志士)についての経緯やその後など描かれてます。が、あっさりと書かれ過ぎてる面もあるので、詳しい人間にとっては少し物足りないかも。でもガイドブックとして楽しめます。2014/03/09