ナレッジエンタ読本 セクシィ古文！

田中 貴子/田中 圭一【著】

メディアファクトリー（2008/05発売）

• サイズ B6判／ページ数 217p／高さ 19cm
• 商品コード 9784840123143
• NDC分類 910.2
• Cコード C0076

内容説明

『源氏物語』をはじめ有名な古典からずば抜けてエッチな２４場面を厳選。古文を見る目が１８０度変わる驚きの入門書。

目次

第１章　すごいアソコ！（日本で最初のセックス；鉄のようなイチモツ賛歌　ほか）
第２章　同性愛もＯＫ、ＯＫ！（光源氏のボーイズラブ！；鎌倉時代もボーイズラブ！　ほか）
第３章　ひとりエッチ大好き！（カブでひとりエッチする男；手コキしてもいいですか？　ほか）
第４章　ＴＨＥ・変態！（好きな人のうんこをなめたい；亀とキスした男　ほか）
第５章　普通のセックス？（即位式にカーテンのかげで；ヤリマン女の歌、人妻の不倫の歌　ほか）

著者等紹介

田中貴子［タナカタカコ］
１９６０年京都府生まれ、広島大学大学院文学研究科修了。文学博士。甲南大学教授。「日本古典文学の“愛”の伝道者」を自認し、『検定絶対不合格教科書古文』（朝日新聞社）で行なった国語教育への鋭い分析は反響を呼んだ。怪異や妖怪にも造詣が深く、サントリー学芸賞受賞の『あやかし考』（平凡社）、『百鬼夜行の見える都市』（新曜社、ちくま学芸文庫）などで、ミステリアスな中世の魅力を伝えている。フェミニズムから仏像まで縦横無尽に研究を広げる才女。専門は中世の説話文学

田中圭一［タナカケイイチ］
１９６２年大阪府生まれ、近畿大学法学部卒業。漫画家。大学在学中から劇画を描き、さまざまな漫画家の画風を駆使したパロディでブレイク。なかでも手塚治虫タッチは秀逸であり、手塚プロダクション公認で、手塚治虫未完の作品『グリンゴ』の続編『グリンゴ２００２』を発表したこともある。現在はサラリーマン兼業漫画家として多忙な生活を送っている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[loanmeadime]

ここに取り上げられた事例を楽しむには、「エロい妄想力」と「古文読解力」が必要だそうです。前者は多少の自信もありますが、後者は、古語と古文法に加えて文典についての教養が要る。「女三の御方をだに御許されあるに」とあるのが、源氏の女三宮に関するエピソードだとかピンと来ないと、ニヤリとするタイミングを逃してしまいますね。永山 薫著「エロマンガ・スタディーズ」に示された手塚ミームを正統に引き継いだ田中圭一さんのマンガも理解を大いにたすけてくれました。

2022/07/12

[ぺん]

男子高校生とか読んだら勉強がある意味はかどりそう。話のチョイスも漫画も、田中圭子の解説もよい。対談で、圭子先生の方がより大胆なのも笑える。|図

2011/10/04

[葵子]

内容はセクシィ超えてる（笑）下ネタって感じで馴染みやすかったというか、何というか…。面白かった！

2012/09/02

[さき]

昔のほうがエロイ話がたくさんあるし、しかも赤裸々なのは知っていたけれど、ここまで開けっぴろげに学者が言っていいものか、な本ｗおもしろいので、古文とっかかりのネタの１冊としてオススメ。

2011/10/25

[チョビ]

田中圭一先生にハマることになる記念碑的作品。中身もエロイムエッサイム！エロはやはりきわめてなんぼ、と思いました！エロなくして名作あらず！この続きは原本で読みたい、と本気で思わせてくれる本です。