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内容説明
本日、響依泉子はブルーだった。一大決心して精一杯おしゃれした依泉子はクラスメイトの男子に告白したのだが、あえなく振られてしまったのだ。ショックのあまり「バカ!」と叫んで平手打ちしてしまい、私って嫌なやつ…と落ち込んでいた帰り道の橋の上で、依泉子は見知らぬ男の子に声をかけられる。同じ高校の制服を着た、どこにでもいるような印象の彼は、「依泉子はいい子だと思う」となぞめいた言葉をかけ、あっという間に消えてしまった。いったい、誰だったのか―?知らない、なのに懐かしい。依泉子はもう一度彼に会えないだろうかと考えるのだが…。出会えないはずのふたりが出会うとき、優しくせつない物語が始まる。
著者等紹介
宅塚かつや[ハヤズカカツヤ]
1988年4月15日東京生まれ。第2回MF文庫Jライトノベル新人賞佳作を授賞して『悠久展望台のカイ』でデビュー。現在地元の都立高校に通う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
7
内容(「BOOK」データベースより) 本日、響依泉子はブルーだった依泉子はクラスメイトの男子に告白したのだが、あえなく振られてしまったのだ。ショックのあまり「バカ!」と叫んで平手打ちしてしまい、私って嫌なやつ…と落ち込んでいた帰り道で、依泉子は見知らぬ男の子に声をかけられる。同じ高校の制服を着た、どこにでもいるような印象の彼は、「依泉子はいい子だと思う」と謎めいた言葉をかけ、消えてしまった。いったい、誰だったのか―?知らない、なのに懐かしい。依泉子はもう一度彼に会えないだろうかと考えるのだが…。 2009/09/28
集積屋
4
世界は変われない。誰かに触れることはできない。けど、それでも愛を知って、自分を見てくれる人を知って、きっとそこにいるだれかの悲劇を、悲劇のままにしないでおくことはできるはず。世界と一緒でいたいと願うなら、世界の中で生きていけ。デビュー作故粗削りではあったものの、さくさく読めてかつ面白かったです。カイに、これからも、数えきれないほどの世界の幸福がありますように。2011/05/22
ソラ
2
【読メ登録以前読了作品】2006/09/17
常嶺
2
生れて初めて読んだラノベ あのまま終わらないで本当に良かった。。2007/05/22
星野流人
2
綺麗に収まっている印象。細かい点に目をつむれば、十分おもしろい作品だったと言えるだろう。エピローグが個人的にはかなり心に響くものがあった。存外激しい話であるのにも関わらず、最後はすっきりと読み終えることができた。2010/02/10