内容説明
なぜ3手目先手6六歩は減ったのか?角道を止めずに戦う新時代の相振り飛車を伝授します。高崎六段が相振りの最新形をポイントでわかりやすく解説!
目次
序章 3手目先手6六歩の基本と変遷
第1章 石田流(相三間;先手7五歩に後手5四歩;先手7五歩に後手1四歩)
第2章 3手目先手6八飛(3手目先手6八飛の特長;対三間飛車;対向かい飛車)
第3章 相振り飛車の進化と駆け引き(相振り飛車における中飛車;相振り飛車と端歩)
第4章 次の一手
著者等紹介
高崎一生[タカザキイッセイ]
1987年2月12日生まれ、宮崎県日南市出身。1998年6級で(故)米長邦雄永世棋聖門。2000年初段。2005年10月1日四段。2010年2月2日五段。2012年5月15日六段。竜王戦は3組、順位戦はC級1組。石田流や角交換四間飛車から攻める棋風を持ち味としている振り飛車党。2010年、第68期順位戦C級2組で、9回戦の段階で8勝1敗とし、最終戦を待たずして昇級を決める。2012年、第25期竜王戦で3組昇級(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hk
15
世の中も将棋戦法も栄枯盛衰は著しい。いつのまにやら振り飛車の花型戦法といえば、先手石田流と角交換四間飛車となっていた。本書はこの二つの振り飛車にまつわる「相振り」をメインに解説していく。両戦型だけでも対応策は幅広く、全体に薄く広くの印象は拭えない。しかし三手目▲6八飛車戦法に対する、向かい飛車から端を絡めた攻めはすこぶる参考になった。知らなければ、のっけから一網打尽にされてしまう変化だ。相振り飛車はまだまだ定跡の整備が追っついていない部分が多い。本書はいまだ手探りの相振り戦線をかみ砕いた労作だ。2017/12/12
こまごめ
8
割と大事なところが図無しの文章だけでサラッと流されている構成がとても残念。やはり杉本先生の相振りのセンスの方が丁寧だしオススメです。2022/07/13
あなあき
1
先手番で、3手目に▲7五歩〜石田流もしくは▲6八飛〜角道オープン四間飛車を目指したときに相手が相振りをやってきた場合の指し方をメインに解説した本。自分は、3手目▲6八飛はやらないので事情はわからないが、石田流に対しては結構な割合で相振りになるので、対応策を知るために購入。今までに経験した相振り飛車戦は、角道を止めてから向かい飛車にして相手は三間飛車……という感じがほとんどだったのだが、お互いの囲い方や端攻めへのケアなど、序盤からの緊張度が増している印象。元々そういう将棋が好きなので、スゴく楽しんで読めた。2016/03/13
kinaba
1
個々の変化がちょっと薄味2015/03/20