内容説明
優勢な局面のはずなのに明快な寄せがないとき、敵玉は鉄壁で自陣は崩壊寸前のとき、入玉がピンチを救ってくれる局面は意外なほど多い。本書は、入玉のテクニックを詳細に解説した、棋界唯一の「入玉専門書」だ。入玉に馴染みのない方にとっては信じられないような、入玉特有の手筋も数多く収録してある。まるでサーカスのような玉の綱渡りで、見事敵陣にトライを決める快感、一度味わってしまえば病み付きになること請け合いだ。また、文庫化にあたって、最新の実戦例に取材した書き下ろし16ページが加筆された。
目次
第1章 入玉って楽しい!―間違いのない勝ち方
第2章 入玉ならできる!―優勢から勝勢へ
第3章 入玉なら負けない!―必敗から持将棋へ
第4章 この戦法には入玉がよく似合う