内容説明
本書は、一流のプロの打ち碁を中心に「次の手」の問題を集めました。正解手はいずれも血のにじむような苦心の末に打たれたものです。
目次
1 序盤・棋士の“感覚”に学ぶ次の手(プロならではの「感覚」の一手は?;布石の最好形をはばむ絶対の一手は?;肉を切らせて骨を断つ、接近戦の一手は? ほか)
2 中盤・棋士の“読み”に学ぶ次の手(中盤のヤマ場での含みのある一手は?;「大いに屈するものは大いに伸びる」一手は?一石二鳥を狙う虚々実々の次の一手は? ほか)
3 終盤・棋士の“寄せ”に学ぶ次の手(大ヨセの局面で勝負を決めた千金の一手は?;既着の石を働かせた絶妙のヨセ、次の一手は?;連係手段で巧みにヨセる次の七手は? ほか)
著者等紹介
安倍吉輝[アベヨシテル]
昭和16年生まれ。宮城県出身。35年入段。61年九段。56年王座戦準決勝進出。59年棋聖戦八段戦準優勝。62年囲碁ジャーナリストクラブ賞受賞。研究熱心さは棋界随一で、多数の棋書を手がけている
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