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内容説明
会社がある日、戦場になる。戦い方を知っていますか?激務の果てに職場で倒れ、生死の境をさまよった末、会社の都合で理不尽なリストラ。法律知識ゼロから立ち上がったエム。その時会社はどう対処したのか。ひとごとではすまない、リアルで怖くて、そして抱腹絶倒のジェットコースター・ノンフィクション。社員にも会社にも今すぐ役立つ弁護士監修法律解説付き。
目次
第1章 被災(「やる気」は合致、スタートライン;面接の時とビミョーに違う? ほか)
第2章 復帰(三途の川から、こんにちは;優しい会社の顔をして ほか)
第3章 リストラ(武器を探して;敵か味方か?労働基準監督署 ほか)
第4章 対決(初めての弁護士;軍資金に憂う ほか)
著者等紹介
エム[エム]
某地方都市出身。短大在学中より持ち前の文章力・企画力をかわれてコピーライターとしてデビュー。卒業後、コピーライター、プランナーとしてキャリアを重ねる。TV・ラジオによるCM、キャッチコピーの受賞歴多数。その後、ライター、書籍編集、雑誌編集長、外資系広報などの職種を歴任。現在は個人で起業した株式会社で新たなビジネスを展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨータン
13
本当にこんな会社あるの?と信じられませんでした。親族が亡くなったのに「叔父が死んですいませんでした。」などと言わせる会社って、この日本にあること自体信じられない。うちの会社も残業多いし、土日出勤もあるけど、パワハラ、セクハラ、いじめなんかないし、風邪を引いただけでも心配してくれて、休んでいいと言われる。この本読んで、自分の会社の良い面が再発見できたかも。2014/12/23
マサキ@灯れ松明の火
10
良い会社に巡り会えた方達には…信じられないでしょうね。…しかし、真実です。泣き寝入りの方達が、殆どでしょう。生きていればの話ですが…民間に限らないということも付け加える必要があるようですね。その場合は…かなり陰湿化しておりますが……クビに出来ないから、追い込みをかけて、ターゲットのメンタルを破壊し、自ら辞めるように仕組む。都合が悪くなれば、無実の部下を犯罪者に仕立てる。本当にブラックなのは………2017/03/25
事務所ひとり
8
昔を思いだしてしまった…。私は幸いにして著者のように脳梗塞で倒れなかっただけだ。会社にここまでされて何で辞めないの?と思うかもしれないけど、渦中にいるとマヒするというのが分かる。頑張り続けると不思議に愛社精神のようなものが湧く。今思えば、馬鹿だと思うけど。今は、普通の時間に出退社、植物を育て、本を読む時間まである。もちろん、不況だから今の会社も危ないし、薄給だけど精神的には落ち着いている。もう、あんなくだらない会議、かばんを持ったまま寝てたなんて日々には帰りたくないな。今悩む方に、多少役立つ本かと思います2010/10/29
れもん
3
ブラックな会社の本なら他にも数冊読んだけれど、ここまでリアルに恐怖が迫ってくる本はなかった。著者エムさんは会社を信用しすぎたのかな。仕事への情熱も半端じゃなかったんだろうな。そこにつけ込んだ会社側!読んでるだけでも頭にきて仕方ない。弁護士さんの解説もついているので、現在労災等で悩んでいらっしゃる方にはお薦め。2010/11/12
melon
2
間違いなくブラック企業。しかしこんな会社が存在しているのが事実。2013/12/05