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一期は夢よ、ただ狂え

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784838713103
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

狂気の沙汰か、笑気の沙汰か?壮絶だが、滑稽。悲愴感漂うが、笑わずにはいられない。そんなアウトローたちの人間模様を描いた鬼六流ならではの傑作エッセイが乱舞。

目次

“新宿の殺し屋”小池重明の壮絶で滑稽な死にざま
大馬鹿なのか利口なのか。たこ八郎、開き直りの妙
SM映画の女王、谷ナオミは、銀行嫌いで有名だった
篠山紀信に説教をたれて、後で冷や汗タラタラ…
ニセモノの刀を掴まされて、五百万円ドブに捨てた!
桜に似た人生の美学を追う男。刺青師、三代目、彫よし
「ねえ、○ンコ、させてくれない」。脳梗塞の後遺症は卑語多発症
霊感商法でうまくおだてられて、白磁の壷と印鑑を買った
アダルト女優の潤みのなさに、エロスの崩壊を見た
子孫に残したいのは人生訓か、SMコレクションか…〔ほか〕

著者等紹介

団鬼六[ダンオニロク]
1931年滋賀県彦根市生まれ。関西学院大学法学部卒業。57年に『親子丼』が文芸春秋オール新人杯に入選、作家活動に入る。『大穴』等の相場師たちを描いた作品を発表したのち、創作活動の舞台を嗜虐的官能小説に移し、『花と蛇』や『夕顔夫人』など多数の作品を発表する。また、ピンク映画の制作プロダクション『鬼プロ』を設立、映画製作、雑誌出版活動も行う。89年に休筆したが、95年に『真剣師・小池重明』で作家業に復帰、『外道の群れ』『最後の浅石衛門』など傑作を次々と発表、アウトロー文学の巨匠といわれている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みーふぃ

1
この本は 面白い 面白くよめました。 やはりプロの書き方はうまい。 内容も うら? ものめいてついついよんでしまう。 読後感もさっぱりいいもんです。

でろり~ん

0
実に面白かったです。アウトロー作家という呼ばれ方をしているようですが、その根源にSMがあるからなんでしょうか、交友関係、接触する人間たちのユニークさがとてつもなく、ここに書かれている人たち全員が「身過ぎ世過ぎは草の種」を実地に示した生き方をしている感じですね。ちっとも詳しくない世界ですが、性と向き合う方法として、とんでもない工夫をしているのか、それとも身体の内から出てくる、それこそ性癖のなせる業なのか。何となく野坂昭如を思い浮かべるなあ、と思ったら、この二人生まれが半年ぐらいしか違わない。強い精神。うむ。2018/03/11

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