耳そぎ饅頭

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 14X20cm
  • 商品コード 9784838712021
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょん

19
軽快な語り口のエッセイ。楽しく読了。自分が変人(笑)という事を自覚し、それを前向きに語っている姿が素敵。2016/01/02

vierge

12
町田康の傑作エッセーです。プチ鬱に陥っていたので気分転換に大成功でした!目次からオモシロ過ぎw。筆者は自身がいかに偏屈か、そしてそれを改めようとすべく部分にとても共感しました。私も外出・他行が苦手です。自宅にいればそれは自分の領域で蛍踊り(宇治の名物・蛍踊りとは、上方落語にでてくる踊りで、演者はくるくるっと裸になる。さらに蝋燭に火を灯し、この蝋燭を尻に挟む(‥ )ン?)をいつでも踊っていいと思ってます♪ところが人間社会には、礼儀、マナー、作法などといった約束事などがあり外出先では蛍踊りができないなど…2017/02/26

ころっぷ

3
世間とのズレやギャップを自覚し、それを改善しようという至極真っ当で前向きな試みであるのにも関わらず、何故にこんなに滑稽で笑えるのか。町田康という稀少種のひねくれ者の目で見た世間というものも、また滑稽で思わず笑ってしまう様な現実でもある。世界の均衡点とは常人の考えの及ばない様な所で保たれているのかも知れない。2014/12/15

xtc1961ymo

3
町田さんの、社会復帰を目指したエッセイ。偏屈で奥ゆかしい(自称)作者は食べ物の事をあれこれ言うのを嫌う快男児で有りたいが快女子(平気で食い物を残して捨てる)にたじたじとなり、変節漢となる、の件に笑った。欲を否定しつつも完全には拒否できず、うくく、と悩む様が毎度絵になってます。2013/11/06

ぴゃっぴゃ

3
町田氏のエッセイ、この1年足らずで4、5冊読んだけどさすがにお腹いっぱいになってきた。と言いつつ、「地獄の快男児」には笑った。男児たるもの食欲なぞに拘泥すべきではない。その点ファストフード、いいじゃん、という前提なんだけど。結局食べたくもないポテトを前にねちねち悩み快男児になりきれぬ氏。帰宅したら帰宅したで、お中元の快男児的消費に悩む氏。「ほんと、他の快男児の人はお中元をどう処理しているのだろうか」2011/10/31

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