内容説明
中くらいの幸せがいちばん。だから、ひとり。ベランダでアフタヌーンティーを楽しむような、飲み心地よい76杯の日常エッセイ。
目次
何てったって服
食べるのだけは、やめられない
半径一キロメートルの生活
あの頃、私も若かった
体が資本
結婚しても、しなくても
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
36
25年近く前に出版された本で、裏表紙に紙の貸出期限表があって感慨深い。そうそう、この頃の岸本さんはこの感じ。どちらかというとコンサバで、可愛い物には心動かされない品の良い印象でした。読んでいると女子大生のエッセイのような場面も。しかし周囲では結婚、出産、離婚ともろもろ経験している年代。岸本さんも突如家を買っている。この家のことはなん冊ものエッセイに出てくるので、まるで親戚の家のように知っているつもりになっていたので、こちらも感慨深い。2023/09/11
小華
2
【図書館】今年になってから読み始めた作家で、数冊読んできて、やっと「この人の文章が好き」と気づいた。というのは、長く書いてこられた方だという事と、エッセイなので、書かれた時代背景(その時の流行?)みたいなものが強く反映されていて、古いものはちょっと古い感じがしたりするのだが、好きだからこそ、その人の歴史みたいな感覚で楽しく読める。タイトルからうける印象よりももっと気楽な内容でした。2012/06/23
幽霊クラゲ
1
彼と付き合って一年半。 結婚について考えだした時に、結婚に関するエッセイを読みたいと思い、手にした一冊。 タイトル通り「結婚しても、しなくても」という読後感。 著者の当時の年齢の36歳になったら、見えてくるものも違うのかしら。 結婚しなくてもやっていける自信がついたら結婚できるのかしら…。2020/10/29
堀千里
1
独身の著者の日常生活での出来事や思いをエッセイにした物。それわかるわかるなんて思いながらスラスラ読めた。みんな似たり寄ったりなんかちょっとホッ!とした。2018/05/15
ころりん
1
かれこれ15年も前のエッセイだけど、三十代後半の考え方、感じ方は同じなんだと面白く読めた。結婚していてもしていなくても。2014/01/26