内容説明
四季おりおりの美しさを秘めた日本各地の寺を訪ね、人と語らい、花を愛でる。作家であり、僧侶である瀬戸内寂聴氏の平成版「古寺巡礼」。
目次
六道の辻に響く迎え鐘―珍皇寺・西福寺・六波羅蜜寺(京都府)
湖畔の里に美しきみ仏たち―多田幸寺・神照寺(滋賀県)
古都・飛鳥のこころ安らぐ寺―橘寺・岡寺(奈良県)
鑑真和上の望郷の想い―唐招提寺(奈良県)
燃え立つような紅葉の海―高山寺(京都府)
比叡山三塔十六谷の聖域―延暦寺(滋賀県)
名物は奇祭「裸踊り」―法界寺(京都府)
夜空に舞う美しき火の蝶―清凉寺(京都府)
吉野桜の哀しみの歴史―金峯山寺・如意輪寺(奈良県)
徳川三代が帰依した寺―寛永寺(東京都)
「天狗伝説」の宿る名刹―鞍馬寺(京都府)
嵯峨野の花浄土―寂庵(京都府)