感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
5
詩人ケンはほんとうの自由を探している。妻ルル「ようわからんけど」「自由って自らに由るって書くから…」←良いことを言う(作者の設定)/ビル街で右翼が街宣車で「自主憲法を制定しないと我が民族の精神は滅びてしまう」と演説している、ケンは「うるせえ、正しいことなら普通の音量でしゃべれ」とスピーカーに負けない大声で叫ぶ。と、巨大なロケット(巡航ミサイルと思われる)が飛んできてビルに突き刺さり数十人死ぬが奇跡的に不発だった。弾頭にはイペリットガスが充填されていた「近隣諸国はいずれも発射を否定し」、米国も沈黙…’96作2018/06/02
pochi
1
90年代半ばの作品だったか、懐かしい。この頃の絵は書き込み量も多く一番充実していたという印象。 「詩」というのは他者に対してではなく自己に対しての表現だと思えるわけで、そんな内面を恥ずかしげもなくさらけ出す作者の心意気に感服。久々の再読でも結構覚えていたのは良作だったんだろうと。 2016/01/11
海猫
1
文庫版で一度読んだがあっちの方に未収録の作品がいくらかあった。2011/06/27