映画超特急

映画超特急

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784838704897
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0074

内容説明

映画516本〈好き〉だの〈嫌い〉、〈いい〉だの〈悪い〉、〈ソン〉だの〈トク〉だのを勝手気ままに走り書き。

目次

黒沢・伊丹の両作品にノレず暗澹たる気持
山本政志監督の関西ノリにとまどう
『恋のゆくえ』の辛いラブストーリーが好き
ファンだからこそ、厳しくなってしまう。フェリーニの『ボイス・オブ・ムーン』
ジャック・ニコルソンと別れてからのアンジェリカの演技に感動してしまう
ヨーロッパのTV批判と広告批判って、素朴で公式的すぎるんじゃないかなぁ
『ターミネーター2』のアメリカ的乱暴美学にワクワクする
ベイシンガーとボールドウィンの持つ美しい軽薄さがハリウッド的で好き
ヨーロッパ映画を見ていつも思うのは、子どもの演技が自然でイヤミがないことだ
赤井英和の演技を見て、運動神経は芸能神経に通じているのだと思った
リバー・フェニックス鮮烈のデビュー、『スタンド・バイ・ミー』に思わずホロリ
『ブルー・ベルベット』は〈お笑い〉と〈恐怖〉がみごとに合体した傑作だ
T・ラッセルのふくらはぎとD・ウィンガーの肩が火花を散らす『ブラック・ウィドー』
『眺めのいい部屋』のダニエル・デイ・ルイスは、並の踊り手よりも身のこなしが優雅で美しい〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roku7777

1
中野翠の映画評は小気味よい。ワンフレーズでその映画を切って捨てるその小気味よさがいいんだ。ただ弱点もあって、これはあくまで中野の趣味(それは本人も認めているけど)。だからどうしても古い映画、外国映画を是としてしまう時がある。中野は自分の好みを変えないからそこは閉じたサークルになってしまうんじゃないかと思った。だからだろうか、中野はパワーがなくなっている気がする(最近)。それは寄る年波だけでなく彼女のような物言いがもう「古い」からではないだろうか。2022/03/10

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