内容説明
現在のニッポン人は、ささやかだけど大切なことを忘れてはいませんか?東京出身で『大阪読売』の熱血記者が退職してのち、額に汗して書き綴った48本の好エッセイ。
目次
第1部 サラリーマンの忘れもの(社のバッジなんて外してひとりの人間として働き、遊び、生きようではないか;会社の偉いさんの葬儀と吉本の御大将の葬式と学校の先生の出棺と;肩書のない人が認められない、大事にされない社会というのは本当の「民主」主義ではない;領収書のもらい方使い方インチキの仕方について真面目に考えてみた ほか)
第2部 日々の忘れ難い思い…(籠入りリンゴ、竜馬の銅像 ありがたいけど重かった土産について;大阪ローカルのちょっといい話をご紹介しましょう;登校拒否児の取材を通して見えてきた母親像;ああ、情けない大阪市の乱脈きわまりない役人天国に物申す ほか)