内容説明
作者と作中人物の関係性を軸に据えつつ、多角的な角度から、『源氏物語』をより深く読み解く。
目次
第1部 『源氏物語』の人間関係性(『源氏物語』「女はらから」論―総括的見地から;『源氏物語』の「女はらから」とその准拠 ほか)
第2部 『源氏物語』の生成過程(「みやび」と「ゆほび」との美意識;『源氏物語』の時間意識 ほか)
第3部 『源氏物語』の表現の構造(「色草」と「言草」の六条院;「まどゐ」の三文字と末摘花 ほか)
第4部 『源氏物語』と紫式部(『紫式部日記』における人間関係性;紫式部と作中人物の関係―紫の上の未完の人生 ほか)
第5部 『源氏物語』「女はらから」論の領域の内と外(紫式部とキャサリン・マンスフィールド―『園遊会』の人生論;紫式部の個性と性格 ほか)
著者等紹介
細木郁代[ホソキイクヨ]
学芸大学附属小倉小学校、聖心女子学院小林、中等部、高等部卒業。昭和39年3月、聖心女子大学文学部卒業。昭和46年より計7年間を、ロンドン、デュッセルドルフ、ベオグラードで過ごす。平成4年より、市民講座(東京都杉並区、鎌倉市腰越など)の講師を務める。中古文学会、和歌文学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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