内容説明
竜宮城・海賊・天皇の遠流・海坊主etc etc.異郷と現世をつなぐ海。古事記・竹取物語・お伽草子・平家物語・江戸文学などが描く海は、自然と人が紡いだ日本的美意識・想像・信仰の世界へと誘う。
目次
1 海の巻(『海の文学史』序論;日本古典文学が描いた海;『古事記』海幸山幸神話―「海原」という世界;『万葉集』「熟田津に」の歌;『竹取物語』「龍の首の珠」;『土佐日記』の海;遣唐使、海をゆく;海を描いた絵画とことば―「須磨の巻」をめぐって;『平家物語』屋島から壇の浦へ;後鳥羽院と隠岐 ほか)
著者等紹介
鈴木健一[スズキケンイチ]
1960年生まれ。学習院大学文学部教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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