内容説明
平安建都以来続いた古都の中で、歌に詠まれ、語り継がれた名花は数知れない。洛中洛外のそこかしこに華麗にそして密やかに咲き続けている。京の四季に磨きぬかれた花々は、都の花に相応しい気品と個性的な美しさを保ち、長い歴史の一端を担っている。早春の北山や東山から、初夏の大原野から、そして秋の嵯峨野から次々と届く、京の花便り。花咲く古都を、ゆっくりと散策し、華やかな世界を満喫する一冊。
目次
梅―北野天満宮
梅―隨心院
梅―雲龍院
山茱萸―三秀院
柳―伏見酒蔵
桃―城南宮
辛夷―花脊峠
有楽椿―等持院
薮椿―花尻の森
馬酔木―浄瑠璃寺〔ほか〕
著者等紹介
水野克比古[ミズノカツヒコ]
1941年、京都市上京区に生まれる。同志社大学文学部卒業。東京綜合写真専門学校研究科を経て、1969年から京都の風景・庭園・建築などの撮影を続ける。2000年、西陣の地に町家を修復し水野克比古フォトスペース「町家写真館」を開設、ミュージアムとして一般公開(要予約)している。日本写真家協会会員、日本写真芸術学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
><
18
初版2013年。5月は仕事が忙しくて、季節感のない生活になってしまっていたので、6月こそはデジカメを片手にどこか散歩に行こうと決めていましたが、かなわず、、、。京都のきれいな写真集で、バーチャル散歩しました。この季節は紫陽花がとってもきれい。京都の街並みと自然のコラボレーション。素敵な写真に癒されました。2014/06/28
えんどう
3
こういう花の写真集を見るのは初めてかも。四季折々の花と寺を中心にした京都の風景がとても綺麗です。時々映ってる鯉も可愛い。あと、氷河時代の湿地が残っているというのに驚きました。2013/11/19
あんとわねっと
2
京都の四季をお花で感じられる1冊!ミラーレスカメラも買ったから、どこか写真撮りに行きたいなー。2023/05/04
Noelle
2
二十四節気に沿って、季節の花を求めて京都の寺社や野を巡った写真集。こんな風に一年中花を追いかけて行けたら素敵だけれど、忙中閑あり、そんな時は本書の花の寺を巡ってみたいな。まずは、桜の前に椿の寺か、梅の宮か、、(^-^)/2016/03/22