内容説明
人を殴り倒す人が強いか、黙って殴られている人が強いか、はたまた殴られるような敵を作らない人が強いのか…身を低くして、作為せず、赤ん坊のように生きよと説いた老子。一見「遁世」的に思われるこの生きかたの中にこそ人間の「ほんとうの強さ」がある。混迷する現代を力強く生き抜くための心がまえ、その英知を著者独特のユーモアあふれるタッチで描き出す!
目次
1 「女」の強さについて
2 頭や心に「塵」をつめこむな
3 「けっこうなご身分」に溺れると生きる力が弱くなる
4 「上善は水のごとし」こそ人生の極意
5 柔軟性がチャンスを開く
6 「張りつめた糸」より「しなう竹」は何倍も強い
7 「本物」はおのずと光り輝く
8 「泥水」をも平気で飲める「図太さ」が人を大きくする
9 知っていながら知らないそぶり
10 山中の千人に勝つよりもたった1人の自分に克て
11 どんな渋柿も干せば甘く変えられる
12 「必要以上の欲」が失敗を招く
13 アクセルとブレーキのバランスをうまくとれ
14 「やりすぎ」は人生の落とし穴になる
15 ジタバタしないで「天まかせ」に生きてみよ
16 赤ん坊の無心に還れ
17 「因果応報」について
18 「自分が自分であること」に背かず生きる