内容説明
エースでも、4番バッターでもなければ名球会入りもしていない。そのキャリアは野球を続けられるのか、続けられないのかまさに紙一重の局面の連続だった。しかし、彼が20年間球団に在籍し、多くの中日ドラゴンズファンに愛され、引退試合を開催されるまでに至ったのは紛れもない事実である。天才打者でもないスーパースターでもない彼はいかにしてファンに愛される存在となったのか。天才たちの成功譚とは全く違った視点で野球人生を描く、井上一樹初の著作。
目次
第1章 野球をしている実感すらない、未来の見えない日々 1989‐1993
第2章 訪れた転機 野球ができるだけでうれしかった 1994‐1998
第3章 歓喜の1999年 レギュラーとしてリーグ優勝 1999
第4章 私の原点、井上一樹を作った環境 1971‐1989
第5章 再び訪れた暗黒期、そして復活 2000‐2004
第6章 変わりゆくチームと立場。そして引退 2005‐2009
第7章 野球人生を支えてくれた方々
第8章 指導者になって学んだ事 2010‐2013
著者等紹介
井上一樹[イノウエカズキ]
1971年、鹿児島県霧島市生まれ。小学生時代からソフトボールを始め、鹿児島商業高校に進学し、1988年には甲子園出場。1989年ドラフト2位で中日ドラゴンズに入団。1994年に投手から野手に転向。1999年には外野手レギュラーに定着しリーグ優勝に貢献する。その後も2004年、2006年のリーグ優勝、2007年の日本一などを経験。2006年からは2年間選手会長も務めた。2009年現役引退。引退後すぐに指導者に転身し、2011年は2軍監督としてファーム日本一。2012年から再び1軍打撃コーチを務めるも2013年退任。現在は解説者として活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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