内容説明
亡くなった先妻恵美の姿を映し出す鏡。鏡の中の恵美は、息子の真一が学校でいじめられ、継母にもなじめずにいることを、夫健司に伝える。現代教育に対する提言が、ファンタジーの形を借りて静かに穏やかに語られていく。
著者等紹介
蔵原陸子[クラハラリクコ]
旧姓坂田陸子。1923年生まれ。福岡市馬出小学校、福岡県立筑紫女学校、京都女子大学(旧女子専門学校)卒業。教師として旧制甘木女学校、北九州市の小学校に勤務。退職して『気をつけ』を自費出版
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