内容説明
昭和の初め、貧しくとも心やさしい両親、安吉といくとの元に待ち望まれて生を受け、美しく育っていくみず子。両親は、みず子を奉公にだす年頃になっても手放すことができないほど大切に育てていた。そんなとき、母・いくが突然の病で呆気なくこの世を去ってしまう。それからのみず子は、様々な人たちによって数奇な運命を辿ることとなった。昭和初期の博多を舞台とした、味わい豊かな物語。
著者等紹介
泉琉江[イズミタマエ]
1919年東京都に生まれる。現在、福岡県在住。キリスト教牧師
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