ダルタニャン物語〈第9巻〉三つの恋の物語

ダルタニャン物語〈第9巻〉三つの恋の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 408p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784835440125
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

内容説明

激しく燃えあがるルイ14世とルイズの恋。二人を引き離そうと策謀する王弟妃アンリエット。「源氏物語」にも比すべき華麗な仏宮廷の恋模様。

著者等紹介

鈴木力衛[スズキリキエ]
1911‐73年。1936年東大仏文科卒。1937‐39年日仏交換学生としてパリ大学に学ぶ。帰朝後、アテネ・フランセ講師をへて、1950年学習院大学教授。この間、東大、慶大、早大、明大等の講師を歴任。モリエールを中心とするフランス文学・演劇についての著・訳書多数。1958年岸田演劇賞受賞。第6回(1969年度)日本翻訳文化賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

noémi

3
話がレンアイ方面にばっかり向いているので、いささかタルイ。ルイズって小娘のくせにレトリックが上手でこんな17歳がいたら、コワイ。カラスだって白といいくるめるのなんて何でもなさそう・・・・。とにかく三つの恋ってなに? なんか理屈こねまわしているので、途中で集中力もキレそうだ。ルイズとルイ14世がラブラブになってしまったので、あわれラウル、ハート・ブレーキング。でもイギリスで身分も高く、金持ちの美女が表れてなんとなく何かが起こりそう。アラミスの周辺もきなくさいよね。中だるみしてるからしゃきっといきたいカナ?2012/03/10

ぷるぷる

2
まだダルタニャンは脇役。が、そろそろストーリーの裏側の政争が見え隠れし始めている。しかしあくまで主役はルイ14世とその取り巻き達の恋愛駆け引きで、これが思いの外面白い。宮廷における貴族同士の恋愛は権力争いを絡めて進行して、二重三重の関係性を持つので、この大小説をここまで読んできた者としてはすんなり入れて熱中できる。但し初期~中期の冒険活劇を期待すると肩すかしをくらう。「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という純粋さはここには無い。とにかく、床に穴開けて逢い引きに行く王様は実にキュートである。2011/01/30

ミカヅキカゲリ

1
床に穴を開けて逢いに行くルイが微笑ましい。三つの恋の二つは判るけど、三つ目は何のことだろう。2012/01/25

きりぱい

1
『ブラジュロンヌ子爵』4巻目。ルイズに、えええー!!恋愛ゲームの危険な企みは、運命のいたずらで謀った本人を返り討ち、恋に利害も絡んで宮廷の権力構図も混乱。意図して動く女も怖いけれど、意図せず無邪気な女も怖い。今更それはないでしょ~のルイズに、ラウルがつらすぎる!おかげでダルタニャンは暇モード。元従僕との会話や食い気のポルトスとのからみは何とも愉快なのだけど、出番が少ない!しかして、鑑識顔負けの能力を持つことはが判明!そしていまだうろんなアラミスの密かな計画・・。2011/10/26

723

0
ラウルがとばされている間にこんなにルイとルイズが仲睦まじくなってしまうとは。床に穴をあけてまで会いに行く姿がなんだかかわいい。アンリエットとの恋に身を焦がすギーシュや、モンタレーとマリコルヌの関係がおもしろい。さまざまな若者の恋が展開される反面でアラミスとシュヴルーズ夫人の関係が印象的。はやく元銃士たちの活躍するシーンもでてこないかな〜2012/09/27

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