ダルタニャン物語〈第3巻〉我は王軍、友は叛軍

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ダルタニャン物語〈第3巻〉我は王軍、友は叛軍

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784835440064
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

内容説明

「三銃士」から二十年後。宰相マザランの要請でダルタニャンは旧友三人を訪ね、また共に働こうと誘う。だが快諾したのはポルトス一人だった…。

著者等紹介

鈴木力衛[スズキリキエ]
1911‐73年。1936年東大仏文科卒。1937‐39年日仏交換学生としてパリ大学に学ぶ。帰朝後、アテネ・フランセ講師をへて、1950年学習院大学教授。この間、東大、慶大、早大、明大等の講師を歴任。モリエールを中心とするフランス文学・演劇についての著・訳書多数。1958年岸田演劇賞受賞。第6回(1969年度)日本翻訳文化賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きりぱい

8
『三銃士』の続きとなる『二十年後』全三巻の一巻目。ダルタニャンがもう40歳!三銃士たちとは久しく離れ、すっかり銃士隊副隊長の貫禄。前回の敵リシュリュー枢機卿は亡くなり、今度はイタリア生まれの枢機官マゼランの命で動くダルタニャン。こんな奴に尽力するのかと既にいけすかないマゼランを間に、昔の友情厚き仲間が敵味方に分かれてしまうのだ!かつての従者たちなど、懐かしい面子が揃いだすのに高ぶり、四人に走る緊張感と展開には胸が熱くなる。歳は取っても面白い!ボーフォール公の意地っ張りさは愉快で、アトスの秘話には驚き。2011/10/04

noémi

6
ダルタニャンは、リシュリューの大抜擢により弱冠二十歳で銃士隊の副隊長に抜擢されたものの、20年間を刻苦勉励仕事に打ち込めど、泣かず飛ばずの不遇な日々。しかしチャンス到来、新宰相のマザランはダルタニャンに白羽の矢を当てる。どことなく精彩を欠いていたダルタニャンは甦り、旧友の行方を追う。ポルトスは難なく彼の仲間になることを約束してくれた。しかし、アトスとアラミスは…。「われらの心は一つ」と熱い友情を誓い合った四人は敵と味方に分かれて刃を交えることになるのか?!前作よりもさらに血沸き、肉躍る迫真のストーリィ!!2012/01/01

qbmnk

3
ダルタニャン物語第2部「二十年後」の1冊目。中年になったダルタニャンと三銃士の立場の違い、それによる駆け引きや友情がハラハラドキドキの冒険の中で描かれている。読んでいて楽しいし友情と信頼が眩しい。旧友と再会するのは古今東西問わず人生最良の時のひとつか。2018/01/14

ぷるぷる

3
三銃士から20年たった後のお話。 元々のタイトルも"20年後"だったそうな。 正直、こっちの方が面白い。 三銃士の面々がいきなり登場してきて予備知識が全く無く続けて読んだ者としてはちょっと面食らってしまった。 というように連続性も高くて、前作の物語あってのお話だから、コレだけ読んでもしょうがないんですが、後書きにもあるように既に大作家だったはずのデュマ自ら出版社に売り込んだというエピソードもあるように自信作だったんでしょう。 しかし主人公たるダルタニャンがちょっと魅力的でないのはどうしたことか???2010/03/10

Esperanza

2
敵味方に分かれても20年越しの絆は消えない。胸が熱くなります。あー文庫になってくれないかなぁ。2011/10/03

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