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天の橇がゆく

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  • サイズ A5判/ページ数 95p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784834006438
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

父への思いを清冽なイメージで綴った「天の橇がゆく」をはじめ、神沢利子の珠玉のエッセイ11編に、宇野亜喜良の美しい絵が魔法の息を吹きこみました。

<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>---

内容説明

天空を走る橇は父の橇。先立たせた縁薄い息子を乗せて、父の橇が駆けてゆく。十一篇の折々のこと。

目次

ゴールデン・ベア
鴨の叔父さん
幻の馬が棲む
宙に綾なす
早春のはがき
凍蝶
幼年と雨
老年万華鏡
天の橇がゆく
蝦夷松
井の頭をゆけば

著者等紹介

神沢利子[カンザワトシコ]
1924年、福岡県に生まれる。北海道、樺太で幼少期を過ごす。文化学院文学部を卒業。東京都在住

宇野亜喜良[ウノアキラ]
1934年、名古屋市に生まれる。名古屋市立工芸高校図案科卒業。日本デザインセンターを経て、スタジオ・イルフィルを設立。その後フリーとなり、デザイン、イラストレーションの世界で活躍。東京都在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akane_beach

8
童話作家神沢利子さんのエッセイ。1924生まれ90歳。もっとお若い方かと思っていた。幼少は樺太で過ごし、その体験を日常のふとしたことで思い出し、幻を見、想像力を拡げ選ばれた日本語に置き換える感性と手腕はもう見事。宇野亜喜のクールで美しい絵との素晴らしいコラボ。樺太の厳しくも美しい自然が目に浮かぶ。行ってみたい。戦時中に成人を迎えた氏は身近な人との別れも経験している。氏は現在は井の頭公園が散歩コースのよう。何かのミステリ小説の殺人現場じゃなかったかな。東京を知らない私にはちょっと物騒なイメージ。2014/12/16

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