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内容説明
文通で友情を温めてきた大叔母グロリアの訃報に接し、リアーナはロンドンから地球を半周してアルゼンチンにやってきた。彼女を迎えたのは、予想もしなかった広大な農地エル・ドタードと大叔母の甥で彼女の従兄弟、フェリーペ・メンデスだった。長身に筋肉質の体、とびきりのハンサムだが、傲慢この上ない。彼は、リアーナがお金目当てにグロリアに取り入ったと非難した。大叔母は何と、リアーナに家と一万エーカーの農地を残したのだ!しかしそれには条件があった―農地はフェリーペと半年間共同経営したうえで折半し、一方が経営に非積極的な場合、すべてが相手に渡ってしまうという。こんないやな男と共同経営?そんなこと、不可能よ。でも、帰国すればこの人に大叔母さんの大事な土地を渡すことになる。ここに残って遺産を守ろう。彼をがっかりさせてみせるわ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
5
ロンドンからはるばるアルゼンチンまでやってきたヒロインに初っ端から敵意むき出しなヒーロー。ヒロインは唖然。そりゃそうだ。そもそも彼から大叔母が亡くなったからすぐ来いと電報がきたんだもの。翌日のヒロインの行動に態度が急変するのも唐突な気がする。所々うん?と何度か首を傾げる箇所があって、立ち止まって整理するとああそうかと多分そういうことなんだなと理解は出来るんだけど、キーパーソンの大叔母の人となりやヒロインの亡くなった母についてもっと触れる方がいいんじゃないかと思ったり。悪くはない。でも何かが足りない。2014/06/05