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内容説明
閑静な住宅地にたたずむ古い大きな屋敷、レイントリー・ハウス。今は主のいない、眠り姫の城のような屋敷の前を通るたび、ティーガンは中を見てみたくてうずうずしていた。ある日、友人と二人で共同経営する室内装飾デザインの会社にその屋敷を買い取った人物から内装の依頼が入った。ティーガンはわくわくすると同時に大きな動揺を覚える。依頼主がキアラン・シンクレアだなんて…。忘れもしない、まだ世間知らずの十八歳だった十年前、彼とはひどく不愉快な出会いをしていたのだった。しかし長い年月をへて再会したとき、彼女の全身に衝撃が走った。まるではるか昔から彼を待っていたかのような感情にとらわれて…。