内容説明
大企業の重役の地位を捨てて画家になった父とともにフィリッパは絵を描きながら南フランスを旅してまわった。絵は売れ、幸せな数年間が過ぎたが、やがて父が難病に冒され、手術に多額の費用が必要になった。お金を工面する手立てもなく、途方に暮れるフィリッパの前に奇跡のように、そして悪夢のように現れたのが実業家アラン・ド・クールシーだった。彼は父の治療費を出す見返りとしてフィリッパに信じられない交換条件を出した。それは結婚、アランとの契約結婚だった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てん・ゆう
0
サラ・クレイヴンの中では、ヒロインの強情がさほどではなくヒーローが(ヒロインと出会ってからは)誠実なので、その辺りにビクビクしないで読めてよかった。絵を描くヒロインはよくいるけど、ヒーローのヌードを描き、描いてるうちに欲情するヒロインはこれ以外にないと思う。そういう意味でも面白かった。
