内容説明
鉄道を求めて世界をめぐる二人旅。毎年、元祖「阿房列車」の内田百〓先生に倣って、用のない列車乗り周りの旅を繰り返している。昭和初期の百〓先生と違って、こちらは異国の名立たる列車に乗ろうという算段だが、この期に及んで、外国一人旅が不安になり、一方外国出張の口実もなくなったので、若かりし頃の贖罪もかねて海外旅行は夫婦で行くことが常になった。名付けて“つれあいと行く異国阿房列車”である。
目次
1 列車で往くバルカン西岸の世界遺産都市
2 もとの台湾に近づきつつある台湾―台湾一周、阿房列車の旅
3 消えゆく阿房列車風味、大ブリテン縦断の旅
4 アメリカ北東回廊と「三日月」阿房列車
5 南蛮文化のルーツとレコンキスタの旧跡を巡る―葡西都巡り阿房列車
6 念願の奥バトル・ロシア・欧州連絡阿房列車
著者等紹介
竹内伝史[タケウチデンシ]
1944年愛知県生まれ。69年名古屋大学大学院工学研究科(土木工学専攻)修士課程修了。同年運輸省(航空局)入省。70年名古屋大学工学部助手。84年中部大学工学部教授。97年岐阜大学地域科学部教授。2010年岐阜大学名誉教授。国土審議会特別委員・中部地方交通審議会副委員長・名古屋市交通問題調査委員会会長、岐阜県都市計画審議会会長、財団法人中部空港調査会副専門委員長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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